水で目を洗うのはドライアイの原因

ドライアイという症状をご存知でしょうか。通常、「目が渇く」状態をドライアイといいます。厳密にいえば涙が減少することによって、目の角膜/結膜が損傷する症状のことをいいます。

そして、ドライアイを発症してしまうと、様々な症状が現れてきます。

・目が充血し、ショボショボする(目の違和感)。
・目が開きにくくなり、しみたりヒリヒリする。
(※また痛みや刺激が強くなり過ぎて、涙がポロポロ流れ出すウェット・ドライアイという症状もあります。)

ではどうして、ドライアイを発症してしまうのでしょうか。実は、ドライアイには水が大きく関わっているのです。例えば目を清潔にするために、水で洗うことがあると思います。それが、重大な過ちを犯しているのです。

もともと目の表面は、涙で潤っています。その涙には、目をばい菌/雑菌等々から守ってくれる様々な成分(物質)が含まれているわけです。

つまり良かれと思って目を水で洗った結果、涙に含まれている成分(物質)が失われるだけでなく、様々な感染症を併発する恐れがあるのです。その感染症がドライアイであり、慢性結膜炎/霰粒腫/麦粒腫等々です。さらに大量の水で目を洗うと、目の表面に傷を付ける可能性も含まれています。もし私たちが異様な「目の渇き」を感じた場合、水で洗うのではなく、涙の成分を有する目薬を点眼することが基本行為なのです。

※現在は「水とドライアイ」のページです。