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砂にマンガンを吸着させて除去する方法

マンガンの除去は一般的には接触ろ過法で行われます。マンガンは、鉄とともに天然の中に多く存在している物質です。特に地下水の中に溶け込んでいることが多く、昔から「カナケ」や「シブ」のある水として嫌われていました。

また水道にも「赤い水」や「黒い水」の問題を引き起こすことがあります。これは、鉄やマンガンが飲料水や生活用水に大きな悪影響を与え、各種の産業用水においても製品や配管、機器などに支障を起こすことになります。

水中に多く含まれる場合、どうしても除去が必要です。処理する場合は、溶解性可不溶解性かによって処理方法が異なりますが、接触濾過法では、原水を前塩素処理してから、マンガン砂をろ材とした急速ろ過で処理するものです。

ろ過池に投入された新しい砂は、マンガンを含む水に塩素を加えてろ過していると、自然とマンガン砂になり、水中のマンガンを除去することができます。

マンガン砂となるためには、マンガン含有量によって何カ月もかかってしまうことがあるため、厳選された急速ろ過砂の表面に、接触酸化性のある被膜を付着させた砂を用意することで、よりスピーディーなマンガン除去が可能になります。

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