八ヶ岳南麓高原湧水群(ヤツガタケナンロクコウゲンユウスイグン)

大滝湧水や三分一湧水など、いくつもの湧水群を総称して八ヶ岳南麓高原湧水群という。大滝湧水は、武淳川別名(たけぬかわわけのみこと)がこの地を訪れ壮大な湧水を見て、「農業の本、国民の生命、肇国の基礎」と称賛したとされています。三分一湧水は、6つの村落で3方向に分水して使われていたことから「三分一湧水」と呼ばれた。

水の情報

水の種類 : 湧水

水温 : 下記参照
水量 : 下記参照
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「大滝湧水」
水温 : 約12.0度(通年)
水量 : 1日約22.000トン
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「三分一湧水」
水温 : 約10.0度(通年)
水量 : 1日約8.500トン
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硬度 : 平均7.0~17.0mg/l
主な成分 : 真水に近い成分の超軟水
飲用 : 不可(ただし、湧水館で飲用可能。)
持ち帰り : 不可(農業用水として使われています。)

観光情報

八ヶ岳南麓高原湧水群は、春は新緑と山野草/夏は清涼と森林浴/秋は紅葉/冬は新そば冬景色と、四季折々の風情を演出し多くの観光客を堪能させています。
・大滝湧水=2月の新春の大祭/4月の春の大祭/10月の秋の霊大祭など、毎期ごとに地元氏子によって大祭が開催されています。
・三分一湧水=4月(毎月)から湧水館を中心に、地域生産地域消費や食フェア(野外活動やコンサート)等々、様々な催しを開催しています。

その他の情報

大滝湧水は、滝の前地区が環境水質保全を管理しています。そして三分一湧水周辺は公共用地として買収され、現在では地元の人々/水利用者たちが、水源涵養地として保全活動を行っています。

地図情報

八ヶ岳南麓高原湧水群の地図
住所 : 山梨県北杜市長坂町・小淵沢町

関東・甲信地方の名水100選 (※現在は「八ヶ岳南麓高原湧水群」のページです。)
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