熊野の清水(ユヤノシミズ)

熊野の清水は室町時代から約100年間、鶴岡八幡宮直営の湯治場として繁栄を極め、別名:湯谷とも呼ばれていました。また古い文献によると弘法大使が全国行脚の一環として
熊野の清水に立ち寄った時、そこに住む農民が水がないのに苦しんでいる姿を見て、法力によって水を湧き出させたという伝説も残されています。
(そうした由来から、熊野の清水は「「弘法の霊泉」とも呼ばれています。)

水の情報

水の種類 : 湧水
水温 :  
水量 : 平均48.0リットル/毎分
硬度 : 約54.5mg/l
主な成分 : 炭酸水素カルシウム、炭酸水素ナトリウム、硝酸イオン
飲用 : 可(実は1991年、熊野の清水で大腸菌が検出されそれ以降、煮沸を義務付けています。)
持ち帰り : 一応可(自分自身の判断。農業用水などに使われています。)

観光情報

熊野地区はのどかな田園地帯に囲まれていて、そこでは良質な米が生産されています。また熊野の清水(湧水)だけでなく農産物直売所や公園も整備されているため、週末になると多くの観光客が訪れます。

その他の情報

熊野の清水は美しい姿を留めているが、一時期水質が悪化したため煮沸が必要な飲料になっています。しかし何とか以前の水質に戻そうとして、「熊野の清水管理委員会」が中心となり、定期的な環境水質保全活動が積極的に展開されています。

地図情報

熊野の清水の地図
住所 : 千葉県長生郡長南町佐坪2388

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