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水道水に含まれる代表的な成分を紹介

水の美味しさを決める4大ミネラル

水道水に含まれる4大ミネラルとしては「カルシウム」「ナトリウム」「カリウム」「マグネシウム」があります。水道水でもこの4大ミネラルがバランスよく配合され、塩素濃度が低い場合「美味しい水」となります。

何も不純物を含まない水は、安全ではあっても決して美味しい水とはいえません。水が美味しいと感じるのはこうしたミネラルが大きく関係してきます。だからといって、ミネラルが多すぎても苦みや渋みが多くなり美味しい水とはいえなくなってしまいます。ミネラルに関しては、やはり絶妙なバランスが美味しさを決める要素となります。

古い水道管に使われている鉛

鉛は人体に悪影響を及ぼします。体内への多量の摂取は脳や腎臓、神経系、赤血球に深刻なダメージを与えます。鉛は、水道管の材料に多く使われていました。鉛が溶け出す危険性があるため現在では使用禁止になっていますが、過去の水道管ではこの鉛が使われており、その数は全国で4分の1となっています。

鉛が厄介なところは、体に入ると溶けやすく、一度体に入ると外に出にくいという性質を持っています。さらに、少量でも体に蓄積されていくため、毎日飲む水にこの鉛が含まれていると知らず知らずのうちに体がむしばまれていくことになります。

殺菌作用のある塩素も濃度が高くなると危険が

水道水の安全を担っているのは塩素です。塩素で消毒することによって、雑菌やウイルスなどを取り除いて、安全で安心できる水道水を確保できています。他にもいろいろな殺菌方法がありますが、それらは時間やコストがかかるために、現実的に水道水を供給するのには適さないため、問題はあっても塩素に頼っているのが現実です。

その問題というのは、発がん性のトリハロメタンの他にもいろいろあります。たとえば、アレルギー性の皮膚疾患を持っている場合は、塩素は刺激になり悪化しますし、呼吸器の粘膜を傷つけるためぜんそくなどの呼吸器系の疾患にはよくありません。

また、水がまずいというのも塩素が大きく関わっています。塩素は水中のアンモニアと反応してカルキ臭となります。水のまずさはこのカルキにありますから、特に都会の水がまずいというのは塩素濃度が高くなっているからです。

塩素が生みだすトリハロメタン

トリハロメタンという物質は、水道水の浄水場で塩素殺菌を行う時に発生する物質で、特に発がん性があるということで危険視されているものです。水道水を殺菌するために塩素が使われますが、水質が汚染されていればいるほど濃度の高い塩素を使うことになりますから、水質汚染が進むほどこのトリハロメタンが多く含まれるということになります。

トリハロメタンは、発がん性物質というだけでなく、体内に入ると中枢神経や腎臓、肝臓といった他の器官にもダメージを与えることがわかっています。その他にもアトピーや喘息の悪化、集中力の低下や疲労感、流産の危険性も高くなるという報告もあります。

トリハロメタンを防ぐためには「オゾン消毒」「煮沸消毒」「浄水器の使用」そして水道水を飲料水にしないという方法が考えられますが、この中で一番現実的なのは「浄水器」と「水道水を飲まない」ということです。

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