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過酸化水素水

消毒薬でおなじみの過酸化水素の意外な効能

過酸化水素水とは過酸化水素の水溶液です。水素と酸素の化合物で、私たちの最も身近な過酸化水素水といえば、3%水溶液のオキシドールで、傷の殺菌消毒薬に使われます。

濃度3%程度のオキシドールは、傷口に塗るとヒリヒリとした痛みがある程度で、取り扱いに問題はありませんが、濃度30%以上になると劇薬として取り扱われます。

しかし、この過酸化水素を点滴として使う治療方法があります。「劇薬を点滴に?」と驚く人もいるでしょうが、もちろん使用する過酸化水素水は点滴用に調合してあるものに限ります。

アメリカではこの過酸化水素点滴療法は、他の酸化療法と並んで盛んに行われていますが、日本ではまだこの治療方法を行っている病院も少なく、保険適用外の治療になっているため治療費も高額で、まだ一般的ではないようです。

過酸化水素点滴治療の効果とは

過酸化水素水の点滴治療の効果とは、気管支喘息のような呼吸器疾患やウイルス・細菌感染症、狭心症などの循環器疾患などの治療に使われています。
過酸化水素水が体内に入ることで
○過酸化水素水が細菌・ウイルスを直接殺菌する
○マクロファージやヘルパーT細胞の働きを活発化して、免疫力をアップする
○血中のコレステロールと中性脂肪を減少させる
○プロゲステロン、サイロキシンなどのホルモンの産出を促進させる
このように、過酸化水素水は病気の治療や予防、アンチエイジング、さらにはホルモンを産出する働きから更年期障害の治療としても注目されています。

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