電解水とは
食塩など電解質を添加し、電気分解することにより生成された物質を混ぜ合わせた水を電解水と言います。電気分解された電解水は陰極側の強酸性電解水と陽極側の強アルカリ性電解水とに分けられます。
電解水の種類
強酸性電解水と強アルカリ性電解水とでは、それぞれ効果が異なります。
強酸性電解水は塩素を含んだ水で、有効塩素による強力な殺菌効果があります。そのため生野菜など加熱処理が難しいものなどは、強酸性電解水の力で殺菌処理されます。
強アルカリ性電解水は、タンパク質などを融解する働きがあるため、洗浄力に優れていることで知られています。その特性を活かし、工場の金属や機械などを洗浄する場合に、強アルカリ性電解水が用いられます。
強酸性電解水は、塩素系の水として生活のさまざまなシーンで殺菌力が認められているだけに、一番気になるのは安全性ではないでしょうか。殺菌力の強い強酸性電解水ですが、酸性度はさほど高くはないため、手荒れなどの心配はありません。
電解水の効果・効能
酸性が強い水ということで肌にダメージを与える印象を受けますが、毒性も低く安全に使用できることが認められています。肌荒れしにくいだけではなく肌の引き締め効果があり、肌の水分が排出されるのを防ぐ効果も期待できるため、肌に有益だとも言われています。
農作物の殺菌に薬液を使用すると安全性の面で不安が残りますが、電解水ならそういった心配は不要です。農業の他に工業や医療においても、電解水の殺菌効果と洗浄力の高さが立証されています。
また、最近になって歯周病や虫歯の菌を殺菌する効果が高いことでも話題になっています。ちなみにたった10秒間のうがいで、口内の虫歯の菌や歯周病菌をほぼ完璧に殺菌することができるようです。
安全性が高く、環境面でも優しい電解水が高く評価されているのも納得ですね。