浅井戸水(あさいどすい)とは
今でも地方の農家(民家)に行くと、石垣を組んだ井戸の水を使っている所があると思います。そしてその井戸は、あまり深く掘られていません。つまり、比較的浅い地層から湧き出ている地下水なのです。このように井戸水の中でも、井戸の水面から掘られた距離が8m以内で、そこから湧き出る地下水を浅井戸水といいます。
また浅井戸水は農家(民家)にあるように、河川の近くで見かけることができます。そして、こうした浅井戸水は上水用に使われる深井戸水と異なり、農作物等々への散水用として使われています。(※大昔であれば上水用として使っていたかもしれませんが、現在ではまずあり得ません。)
何故なら浅井戸水は浅い地層から掘られているため、環境の(悪)影響等々を受けやすいからです。(※環境の影響…浅井戸水に雑菌や不純物を含む有害物質が、含まれている可能性があるため。)ちなみに第一不透水層の下を流れる深井戸水に対して、浅井戸水は第一不透水層の上を流れる地下水です。
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