純水とは
純水とは、不純物やイオン成分を一切除去した水のことです。純水は別名ハングリーウォーターとも呼ばれており、飲用することで体内の不純物を体外へと排出してくれるデトックス効果があることで知られています。
純水は、一般的には「ろ過」や「蒸留」、さらに「イオン交換樹脂」などいろいろな浄化方法により呼び方が違ってきます。
RO水
逆浸透膜を利用し、放射能物質やダイオキシン、トリハロメタン、環境ホルモンといった有害な物質まで取り除いた安全・安心の水です。
しかし水の美味しさを決めるミネラル成分も除去してしまうため、安全ではあるけれどけっして美味しい水とはいえない部分もあります。
脱イオン水
水に含まれるイオン成分をイオン交換樹脂やRO膜を使って除去したものを脱イオン水と言います。水に溶けている不純物を徹底的に取り除くことで、医療や実験、半導体の基盤洗浄などに欠かせない水となっています。
蒸留水
蒸留水とは、水をいったん蒸発させて再び水に戻したものです。通常のろ過では取りきれない放射性物質やダイオキシンなどの有害物質を取り除くことができます。
ただし、消毒薬である塩素も取り除かれるため、取り扱いによってはかえって雑菌が増えてしまうこともあるので注意が必要です。
精製水
水道水に含まれる塩素やミネラルなどの不純物を一切取り除いた水です。地下水などを蒸留、イオン交換、超ろ過のいずれか、またはそれらを組み合わせて作ります。
その用途は主に医療用と工業用で、最も身近なものとしてはコンタクトレンズの洗浄用に使われる精製水です。