還元水とは
水道水を電気分解することでマイナス電極側から生成される水を還元水と言います。すなわち還元力を持ち合わせている水のことです。
水には酸化力を持ったものと還元力を持ったものとがあります。医薬品のほとんどは酸化力を有しており、採れたて野菜やビタミンC・Eは還元力を有しています。酸素を消費することで生命活動を行っている私たちですが、反対に活性酸素により身体を酸化させ、さまざまな疾病を引き起こす要因を作りだしているとも言われています。私たち人間の過酸化状態の身体を還元し、健康な身体状態に導いてくれるのが還元水なのです。
還元水の種類
一般的に還元水と呼ばれている水にはいくつか種類があります。湧水や一部の井戸水の中には、マイナスの電気エネルギーを持ち合わせた天然の還元水が存在します。また、早川博士により開発された、ほぼ中性でマイナスの還元電位を有するのがミネラル還元水です。
アルカリイオン水の中でも、マイナスの還元電位を持ち合わせているイオン水をアルカリ還元水と言います。この他に金属イオン式還元水と呼ばれるものがあり、その中でも金属を用いて水を還元するタイプとスティック式、浄水器式とに分かれています。
還元水ではないものも還元水として販売されています
還元水が注目される昨今、普通の浄水器なのに還元水と偽って販売されているものもたくさん出回っています。基本的に還元水とは-200mv以上の強い還元電位を持ち合わせている水のことを指すわけですが、メーカーによってはその基準値に満たない低酸化水を還元水と呼び販売しているケースが多いようです。
また注意したいのは、還元水は時間の経過とともに酸化水に変化してしまうことです。スーパー等で還元力を謳って販売されているペットボトルの水も、消費者の手に渡る頃には単なる酸化水に変わっている場合がほとんどです。
本物の還元水を入手するためには、特別な井戸を掘るか還元水を生成する機器を導入するしか手段がないと言われています。