天然水とは
天然水とは、その名の通り天然成分が豊富に含まれている水で、道水のようにカルキ臭さがないのが特徴です。自然によってろ過され、何年もかけて生成されたミネラル分豊富な水です。
ミネラルウォーターと混乱しがちですが、自然によってろ過されたのが天然水で、人工的に加工されたのがミネラルウォーターです。ただし、天然水から作られたミネラルウォーターもありますし、その逆もあるのではっきりと区別できないのが現状です。
日本では500種類以上もの天然水が売り出されており、産地や製造方法によって含まれている成分が異なるため、種類によって味も全く変わってきます。
天然水は安全性が高い?
水に対する安全性が重視される現代において、不純物の含まれていない天然水が人気です。健康や安全のために普段の生活に天然水を取り入れる方も多いのではないでしょうか。天然水を取り入れるメリットは、自然のミネラル成分が豊富で、水本来の甘みやうまみを味わえるところです。また、天然水は水道水のように塩素消毒が成されていないため、安全で栄養価の高い水だと言われています。
日本の水道水は海外に比べると安全性が高いと言われていますが、消毒のための塩素や水道管の錆びによる有害物質の混入、原発事故による放射能汚染など、あらゆる危険性が回避できないのも事実です。
その点、上質な天然水なら水道水のように塩素やその他の有害物質を含んでいないため、安心して摂取できると考えられます。ただし、採取した地域によっては、水道水より基準が低いものも多いため、天然水だからといって安全性が高いとは言い難いのも事実です。
水は私たち人間が生命を営む上で必要不可欠な存在ですから、健康維持のためにも体にとって害のない安全な水を見極め、選択することが大切だと考えられます。