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水質を悪化させる藻などをろ過する方法

マイクロストレーナーとは、金属製や合成繊維製の細かい網を使って、プランクトン藻類などや、微細な水生動物を除去してろ過する方法です。この方法で完全に除菌できるというものではありません。あくまでも、水の中の浮遊物質の除去を目的とした物理的処理を行う装置です。

川や池から取水した水の中には非常に多くの種類の藻類が混在しています。これらの藻が取水される時に、ろ過設備を塞いでしまったり、浄化施設の障害を生じさせる原因となります。また、藻自体が腐ったりして臭気を発生すなどの害もあります。

これらの中でも最も大きな問題は、集水池の中に藻などの有機物が増えることで、酸素の需要が増え、酸素が不足してしまうと、有害物質や汚水を分解してくれるバクテリアの繁殖を抑えてしまうことになるからです。

こうしたことから、マイクロストレーナーは、上水の第一段階として、比較的大きな藻や汚れを取り除くことを第一目的とした装置といえます。

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