秦野盆地湧水群(ハダノボンチユウスイグン)

秦野市は明治時代から湧水を水源として、様々な水道事業を展開していました。そうした取組が認められ「弘法の清水」を代表とする秦野盆地湧水群が、環境庁から名水100選に認定されました。しかし平成元年(1989年)、「弘法の清水」が有害化学物質のテトラクロロエチレンに汚染されていることが判明する。いち早く秦野市は環境保全の条例を制定し水質改善に取り組んだ結果、平成16年(2004年)、名水「秦野盆地湧水群」の復活を高らかに宣言し現在に至る。

水の情報

水の種類 : 湧水
水温 : 約15.9~16.2度
水量 : 約8000トン/日(21ヵ所)
(その中でも「弘法の清水」では、1日約132トンを湧出しています。)
硬度 : 約30.5~84.0mg/l
主な成分 : 
飲用 : 可
持ち帰り : 可(ネットショップにて、「おいしい秦野の水」を販売しています。)

観光情報

秦野市内の菖蒲地区(しょうぶ)にある浄徳院「菖蒲園」では、浄徳水/浄福水の2つの自然水が湧き出ており、その湧水を求めて多くの観光客が訪れています。また秦野市では市民の日(11月3日)、名水利き水大会が開催されています。
(菖蒲園の見ごろは、5月~6月にかけて。)

その他の情報

地元住民が環境月間として、市内7河川美化清掃を行っています。また夏季期間には、キャンプ禁止区域のパトロール循環も行っています。

地図情報

秦野盆地湧水群の地図
住所 : 神奈川県秦野市大秦町

関東・甲信越地方の名水100選 (※現在は「秦野盆地湧水群」のページです。)
八溝川湧水群 出流原弁天池湧水 尚仁沢湧水 雄川堰 箱島湧水
風布川・日本水 熊野の清水 お鷹の道・真姿の池湧水群 御岳渓流
洒水の滝/滝沢川 忍野八海 八ヶ岳南麓高原湧水群 白州・尾白川
猿庫の泉 安曇野わさび田湧水群 姫川源流湧水