甘露泉水(カンロセンスイ)
利尻山は北海道の富士山と呼ばれていれ(利尻富士)、その登山ルートの1つ:鴛泊登山ルートの3合目付近に、地元民から甘い水と親しまれているのが甘露泉水。名水100選の中でも、最北にある名水としても知られています。ちなみにろ過されて湧き出す水は、20~30年かかるといわれています。
水の情報
水の種類 : ミネラルを含んだ軟水
水温 : 約5.5度(通年)
水量 : 約21トン
硬度 : 平均15mg/l
主な成分 : ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム
飲用 : 可
持ち帰り : 可(ミネラルウォーターとして販売されている)
観光情報
利尻礼文サロベツ国立公園に含まれる利尻山(別名:利尻富士)は、甘露泉水が名水100に選ばれているだけでなく、日本森林浴の森100にも選ばれています。つまり利尻山全体が自然休養林になっているため、毎年数多くの観光客が訪れています。
その他の情報
甘露泉水は、利尻富士に降り注ぐ雨水や雪解け水がろ過されてできています。近年、登山客の糞尿処理が大きな問題となりつつあるため、湧水保全の一環として登山客に携帯トイレを販売し(400円)、環境を守り続けています。
地図情報
住所 : 北海道利尻郡利尻富士町鴛泊