宮水(ミヤミズ)

約70本の井戸から汲みあげられていた「宮水」は、昔から酒造りの仕込み水として利用されていました(西宮市の「灘の酒」)。また当時、「西宮の水」と呼ばれていたが、略されて「宮水」と呼ばれるようになった。ちなみに「宮水」は、清酒の全国出荷量の約30%以上を占めています。

水の情報

水の種類 : 地下水
水温 :
水量 :
硬度 : 平均157.0mg/l(超軟水)
主な成分 : カルシウム、カリウム、リン、(ミネラル成分が豊富で、鉄分は微量)
飲用 : 不可(以前は飲用可であったが、現在は酒造用水としてのみ利用されています。)
持ち帰り : 不可(日本酒:沢の鶴が有名。)

観光情報

毎年10月第1土曜日、美味しい日本酒ができることを祈願して「にしのみや 宮水まつり」が開催されています。そこで酒造関係者約80名が雅楽を奏しながら、宮水発祥の地記念碑前から西宮神社まで練り歩いていく。

その他の情報

1970年代の高度経済成長時代に「宮水」も汚れたが、それ以降、酒郷組合等々によって水質保全/水量確保(環境保全)が継続して行われています。

地図情報

宮水の地図
住所 : 兵庫県西宮市久保町

近畿地方の名水100選 (※現在は「宮水」のページです。)
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洞川湧水群 野中の清水 紀三井寺の三井水