水分摂取量と高血圧は深く関係しています

現在、高血圧は医療費に占める割合が最も多い病気といわれています。

高血圧と診断された場合、「1日、最低でも2~3リットルの水を飲むようにしてください。」という医師は多いのです。この医師の言葉には、列記とした理由があります。

一概にはいえませんが、高血圧を発症する方の場合、1日の水分摂取量が少ない傾向にあります。水分摂取量が少なければ、血中濃度が高くなります…つまり、血液がドロドロ濃縮状態になっています。さらにそうした血液の状態が続くことによって、血栓(血の塊)ができやすい状態になってしまいます。

そして実は、血栓こそ恐ろしい病気の引き金なのです。何故なら血栓が心臓で詰まれば心疾患(心筋梗塞・心不全)を引き起こし、血栓が脳内で詰まれば脳血管障害(脳内出血・脳梗塞)を引き起こすからです。これらの病気は、生命を脅かすほど怖いものです。

もちろん高血圧の方だけが、水分補給に気を付けなければならないわけではありません。普通の方でも、きちんと水分補給をすることによって高血圧の予防に繋がります。

身近な病気で、誰にでもリスクがある病気だからこそ、上手に水分補給をすることで、ドロドロ血液をサラサラ血液に改善でき、それが高血圧の予防につながるということを覚えておく必要があります。

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