食事中に大量の水を飲むと消化不良を招く

食事中、何度も水をがぶ飲みしている…よく見かける光景ではないでしょうか。実は食事中に水を摂り過ぎるのは、決して良いことではないのです。実際にスポーツ選手たちは、食事中に水を摂らないそうです。

何故なら食事中の水分の摂り過ぎによって、消化不良を起こしてしまう危険性があるからです。

そして消化不良の危険性には、3つの要因が隠されています。

・咀嚼(そしゃく)回数が減る
食事中に水をがぶ飲みしてしまうと、どうしても食べ物の咀嚼回数が減ってしまいます。そして咀嚼回数が減れば、食べ物を細かく噛み砕くことができません。食べ物がその状態で胃に流し込まれれば、必然的に消化不良の一因になります。

・唾液分泌が減る
口に入った食べ物は、唾液によって消化が始まります。しかし食事中に大量の水を飲んだ場合、唾液分泌量が減少し消化が中途半端になります。

・胃液を薄めてしまう
胃液には消化液が含まれていて、食べ物と混じり合うことによって消化を助けます。しかし食事中に水を摂取し過ぎると、胃の中の消化液が薄れてしまい、食べ物が未消化になってしまいます。その結果、消化不良を招き、胃の消化負担が増えてしまうことになります。

食事による消化不良を起こさないためにも、食事中の水分摂取を控える必要があるのです。どうしても喉が渇くようであれば、食前や食後に水分を摂取するようしましょう。

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