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異臭除去にも効果的な粉末活性炭

粉末活性炭1グラムの業面積は何と800~1,400㎡もあります。粉末活性炭は有機成分である、色、臭気、CODといわれるマンガンやクロムなどを吸着し、遊離塩素を分解するので、水処理では、用水、排水処理を問わずに幅広く用いられている浄水処理方法です。

粉末活性炭の吸着には一般的に次のような傾向があります。

●分子量が大きい物質ほど吸着されやすい
●溶解度が低い物質ほど吸着されやすい
●脂肪族より芳香族化防物が吸着されやすい

このような性格から臭気物質を除去したり、トリハロメタンやトリハロメタンの前駆物質を除去する作用があります。さらに、河川を水源とする場合は、有機物や、生活排水から出るアンモニア性窒素の除去にも有効です。

粉末活性炭は、新たな施設をつくる必要がほとんどないため、施設費は必要ありません。しかし一方で1回限りの使い捨てのため、大量の粉末活性炭が必要となり、コストがかかることになります。そのため、原水のにおいや味が問題視されたときに臨時使用するケースも多いです。

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